今の時代、物価高騰や増税の影響で私たちの生活はどんどん苦しくなっています。
こういった状況に不安を抱き副業を始める人も数多くいますが、中には怪しい詐欺案件が多数あるので注意が必要です。
この記事では今話題になっている副業詐欺を3つ紹介するので、今後あなたが副業をする際は騙されないように注意してください。
怪しい副業詐欺①:叩き記事アフィリエイターが紹介する案件
「叩き記事アフィリエイター」というのは他人の商品を詐欺だと誹謗中傷して、自分の商品を販売している人を指します。
今の世の中、副業が数多く存在しているので様々な商品がネット上では販売されています。
その中にはしっかりとした商材もあれば詐欺のような商品もあります。
なので購入を検討している人はその商品の情報をネットで調べるわけですが、そういった人の不安を煽るようにネット上には
- 〇〇は詐欺決定!
- 〇〇は詐欺?口コミやレビューを調査!
- ○○は怪しい詐欺副業!
というようなサイトがたくさん出てきます。
例えば下記は「インターネット権利収入」という副業を検索した時の検索結果ですが、ご覧の通り検索結果には「詐欺」「怪しい」といった言葉が乱立しています。
この副業の内容は「電子書籍を出版して稼ぐ」といった非常にクリーンなもので、実績者も数多く輩出しているのですが、ネット上ではこのように詐欺案件扱いされています。
では一体なぜ、こういった他人の商品を誹謗中傷する記事が乱立しているのでしょうか?
彼らは正義感の元に記事を書いているわけではありません。
自分が稼ぐためにこういった他人の叩き記事を書いているのです。
実際、このような叩き記事サイトにアクセスすると、そのほとんどがLINE登録を促すテンプレートを記事の最後に入れています。
中には「毎月150万円稼いでいる」「毎月500万円稼いでいる」「毎月400万円稼いでいる」といった怪しい文言で誘導している人もいました。
彼らは稼いでいる証拠をサイトのどこにも公開していない上に、名前も顔も公開していない明らかに怪しい人なのですが、こういった甘い言葉に騙され、LINE登録してしまう人がいるのも事実です。
実際、このような悪質なLINEに登録してしまった方から下記のようなメッセージが弊社の方にも届いていました。
自分が稼ぐために他人を平気で誹謗中傷する方が紹介する案件ですから信用度が低いのは明白です。
昨今、SNSでは誹謗中傷が問題化されていますが、このようにネット上には顔も名前も出さず他人を誹謗中傷する心無い人が数多く存在しています。
自分が稼ぐためには手段を選ばないような人たちなので、彼らが提供する副業情報に関しては鵜呑みにしないようくれぐれもご注意ください。
こういった副業に手を出してしまうと大切なお金を失ってしまうことに繋がるかもしれません。
怪しい副業詐欺②:ポンジスキーム案件
次に注意するべき副業はポンジスキーム案件です。
ポンジスキームは集めた出資金を投資に運用しているように見せかけておきながら、実際は運用などはせずに、出資金の一部を出資者である顧客に配当するものです。
具体的には
- ①「預けるだけで月利10%」などと謡い資金を集める
- ②運営者は集めたお金を運用しているようで実際は何もしていない
- ③新規顧客から集めた資金をを配当として横流しする
- ④実際に配当が分配されるので顧客はもっと投資する
- ⑤新規顧客の流入が減少し横流しできなくなる
- ⑥運営が飛ぶ
といった流れで、そのまま地金を持ち逃げするケースが後を絶ちません。
顧客は運用利益から配当を受け取っているかのように錯覚しますが、自分が出資したお金の一部を受け取っているだけなのです。
こういったポンジスキームは昔からずっとあるのですが、詐欺被害に遭う人は一向に減らないのが現状です。
最近では仮想通貨関連の案件に絡めてこういったポンジスキーム案件を紹介するところが非常に多いです。
その中でも一番話題になったのがPGA事件です。
PGAは中国の企業で発明されたシステムとされており、2020年ごろに日本に入ってきました。
月利20%という高配当や、誰かを紹介すれば40%の配当が手に入るというシステムなどの影響で参加者が急増し、実に2万人以上が出資したと言われています。
しかし、その後突如として出金が出来なくなるトラブルが発生。
運営はそのまま飛んでしまい、PGAが集めた出資金の総額500億円が水の泡になりました。
PGAで資金を持ち逃げされてしまった人の最大の失敗の要因は実態不明の中国の企業が作ったプラットフォームに資金を丸投げしていたということです。
安心できるプラットフォーム以外のプラットフォームで投資を行うのは非常に危険です。
投資を行う場合は自分自身でいつでも資金の入出金ができる安全なプラットフォームを利用しましょう。
怪しい副業詐欺③:PayPay倍増キャンペーン
PayPay倍増キャンペーンは若者を中心に近年急増している新たな詐欺です。
この詐欺の内容は非常にシンプルで、「PayPayで送金してくれた金額を2倍にして返す」といったキャンペーンを開催してそのまま資金を持ち逃げします。
下記のように「1000円送ってくれたら2000円」「2000円送ってくれたら4000円」というように、送金した金額を2倍にして送り返してくれるキャンペーンがSNSで開催されています。
このようなことをしてもキャンペーンの開催主は儲からないので、資金を持ち逃げされてしまうことは明白なのですが、これに騙されている人が非常に多いのが現状です。
PayPayは中高生でも気軽に利用できる決済系のアプリなので、まだ詐欺のことをよく知らない若者がこの詐欺に多く引っ掛かっています。
また、金額も数十万円単位ではなく数千円程度なので、大きな事件にならずそのまま泣き寝入りする人も多いようです。
PayPay倍増キャンペーンのように相手側にメリットが確認できないお金絡みの案件は基本的に詐欺なので、こちらもよく注意してください。
まとめ
この記事では近年多くの人が被害に遭っている3つの副業詐欺について紹介しました。
- 叩き記事アフィリエイターが紹介する案件
- ポンジスキーム案件
- PayPay倍増キャンペーン
上記の案件やキャンペーンに参加してもまず、稼ぐことはできません。
それどころか騙されてしまい大切な資金を失ってしまいます。
今は情報が非常に多い時代なので何が本当なのか分からなくなってしまう方も多いと思いますが、基本的に根拠のない怪しい話というものには必ず裏があります。
「なぜ、この人はこんなことをしているのだろう?」
「これをすると相手にはどんなメリットがあるのだろう?」
と、その裏側を常に考えることで情報の取捨選択能力が磨かれていきます。
この記事をご覧になっているあなたも是非そういった思考力を磨いてみてくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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