「暗号資産CFDとは?」
「暗号資産CFDのメリットは何?」
「FXとの違いは?」
と暗号資産CFDとは何かからメリットやFXとの違いなどについて気になっている人も少なくないでしょう。
そこで今回は、暗号資産CFDの概要やFXとの違い、メリットなどについて解説していきます。
暗号資産CFDに興味のある方や気になっている方はぜひご参考ください。
暗号資産CFDとは?
暗号資産CFD(Contract For Difference)とは、ビットコインやイーサリアムなどの暗号資産で行う差金決済取引のことを指します。差金決済取引と聞くとやや難しく聞こえますが、暗号資産をFXのように取引できると解釈すれば問題ないでしょう。
トレードによって発生する利益で資産を増やしていく仕組みです。また、FXと同じようにレバレッジを効かせることができ、取引時間も365日24時間可能です。
売り注文からもエントリー可能ですので、上昇及び下落どちらの局面でも利益を狙うことができます。
暗号資産CFDの取引相手は、金融機関のため販売所取引になります。取引所を介してユーザー同士で売買を行う取引所取引とは異なるのが特徴の一つとして挙げられます。
暗号資産CFDのメリット6選
暗号資産CFDには主に以下のようなメリットが挙げられます。
- 少額投資で大きなリターンが期待できる
- 取引手数料が無料
- 相場の上昇下落問わず利益が狙える
- 24時間365日取引可能
- 空売りができる
- 資産の盗難や流出のリスクがない
それでは、一つずつ解説してきます。
少額投資で大きなリターンが期待できる
先ほども少し触れましたが、暗号資産CFDはレバレッジを効かせることができるため、少額の投資でも大きなリターンが期待できます。
口座に入れてある証拠金以上の取引が可能です。
中には50倍以上のレバレッジで取引することも可能です。
取引手数料が無料
基本的に暗号資産CFDは取引手数料が発生しません。暗号資産CFDを提供している会社のほとんどが取引手数料を無料に設定しています。
少ない金額でも積み重ねで大きくなるため、取引手数料が無料なだけでも取引コストを大幅に削減できるでしょう。
ただし、売値と買値の差であるスプレッドによるコストはかかります。
それでも、取引手数料が無料なのは大きなメリットになるでしょう。
相場の上昇下落問わず利益が狙える
現物取引では、基本的には価格が上昇する相場でない限り利益を狙うのは難しいです。しかし、暗号資産CFDは、買い注文の時だけでなく、売り注文のときもアントリーできるため相場の上昇・下落問わず利益を狙うことができます。
相場の上昇や下落を気にすることなく、利益を狙うことができるのは暗号資産CFDの大きなメリットといえます。
24時間365日取引可能
暗号資産CFDは、24時間365日取引できるため、いつでも好きな時に資産を増やすことが可能です。
株式投資の場合は、取引時間が日中などのように決められています。
システムメンテナンスなどを行っている時間帯以外は取引ができるため、平日は忙しくてなかなか時間が取れない方でも十分に稼げる可能性があります。
空売りができる
暗号資産CFDでは、空売りができます。
空売りとは、必要証拠金を預け入れることで売り注文を出すことです。相場が高値の時に売り注文を出し、安値の時に買い注文を行うことで差額分の利益を得ることができます。
資産の盗難や流出のリスクがない
現物取引では、ハッキングにより暗号資産が不正に流出することや盗難に遭うリスクがありますが、暗号資産CFDの場合は、現物を保有しないため流出や盗難の心配がありません。
たまにネットニュースなどで暗号資産がハッキングに遭ったという記事を目にしますが、暗号資産CFDはそのようなリスクが一切ないということです。
暗号資産CFDとFXの違い
暗号資産CFDとFXはよく間違えられますが、主に下表のような違いがあります。
項目 | 暗号資産CFD | FX |
投資内容 | 暗号資産 法定通貨 暗号資産同士のペア | 法定通貨同士のペア |
取引時間 | 24時間365日 | 月曜日~土曜日 |
課税方式 | 総合課税 | 分離課税 |
レバレッジ倍率 | 50倍 | 25倍 |
暗号資産CFDでは、投資内容がビットコイン/リップルのように暗号資産同士のペアでも可能なのに対し、FXでは、米ドル/日本円のように法定通貨同士のペアでしか取引できません。
レバレッジ倍率はFXが25倍まで可能ですが、暗号資産CFDは50倍までです。
課税方式は、総合課税と分離課税と違いがあるため、暗号資産CFDの他にも収入の柱がある方は課税額が増えます。
暗号資産CFD取引の始め方
暗号資産CFD取引の始め方は、以下の通りです。
- 暗号資産CFD用口座の開設
- 暗号資産CFD口座への入金
- 暗号資産CFDで取引対象の通貨を選択して新規注文
- 利益が出たら決済
手順を詳しく見ていきましょう。
暗号資産CFD用口座の開設
暗号資産CFDを始めるためには、まず口座を開設しないといけません。
口座開設できる証券会社は、マネックス証券やSBI証券、DMMビットコインや岡三オンラインなど数社あります。それぞれの会社で取引銘柄数やコスト面など違いがあるため、事前に確認しておきましょう。
暗号資産CFD口座への入金
暗号資産CFD口座開設後、入金します。
主な入金方法は、FX口座からの振替や銀行振込などですが、口座への入金方法は取引所によって異なります。
入金が反映されるのが翌日以降や営業時間外は対応していないなどの細かな条件もあるため、事前に把握しておきましょう。
注意点としましては、初心者の場合は大金を最初に入れるのは控えましょう。稼げると思って大金をつぎ込んで取引してしまいそうですが、慣れないうちはリスクの方が大きいです。
暗号資産CFDで取引対象の通貨を選択して新規注文
入金完了後、いよいよ暗号資産CFD取引開始です。
まずは、取引したい通貨を選択します。取引所によって取り扱い通貨が異なるため、こちらもあらかじめ確認しておくといいでしょう。
入金後に「取引したい通貨が対応していない」ということにならないためにも、確認は必須です。
暗号資産CFDでの新規注文の種類は以下の通りです。
- 成り行き注文
- 指値注文
- 逆指値注文
- ストリーミング注文
- OCO注文
- IFD注文
- IFDOCO注文
- トレール注文
利益が出たら決済
利益が出たら、決済注文を出します。
決済するタイミングは知識や経験によって人それぞれですが、始めて間もない場合は合理的に決済タイミングを決めましょう。
ある程度慣れてくると、勘や波というものを理解してきますが、それもある程度暗号資産CFDの仕組みや投資に関する知識が備わってからです。
勘や波については賛否両論ありますが、始めて間もない時に感覚で決済を行わないように気を付けましょう。間で決済をしてたまたま利益がでても長くは続かない可能性があります。
あくまでも合理的な判断をするように心掛けるといいでしょう。
まとめ:暗号資産CFDのメリットは大きいが慣れるまでは少額投資!
ここまで、暗号資産CFDの概要やメリット、FXとの違いなどについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
暗号資産CFDは、FXと同じようにレバレッジを効かせることができ、取引時間の制約もありません。また、少ない証拠金で大きな利益を期待できます。
ただ、リスクが全くないわけではないため、初めから大金をつぎ込むのはおすすめできません。
まずは、少額から取引を初めて慣れてきてある程度資産も増えだしたら徐々に投資金額を増やしていくのがいいでしょう。
コメント